夏から秋への戸隠の花①

こんばんは.マイロネフです.

月は9月に入りまして,秋の気配が忍び寄ってきました.

そこで今回は,2018年 8月19日,COLNAGO・Arteに乗って旧戸隠&鬼無里村を巡った際に出会った花の幾つかをご覧に入れたいと存じます.

戸隠の花と言えば,先ずはこれでしょう.

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f:id:maironef:20190901182612j:plain改めてご説明するまでもありませんね.

次はこちら.

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f:id:maironef:20190901183006j:plain旧戸隠有料道路(バードライン)沿いで見かけたダリアの花々です.

家庭では場所をとる上に高温に弱いため,絶滅した巨大輪の品種も数多といいます.特に近年のような猛暑が多くなると,高冷地,高原向きの園芸植物と言えるでしょうか.

その他の草花をもう少し.

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カワラナデシコです.これも近年はかなり見つけにくくなってきました.

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続いては

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f:id:maironef:20190901192358j:plainナガミノツルケマン.春咲きのムラサキケマンやエンゴサクと同類ですが,草丈はそれらより大柄です.

f:id:maironef:20190901192747j:plain茎は四角柱で意外に折れやすいです.

こちらは

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ツリフネソウキツリフネが一緒に生えています.

ツリフネソウの葉はサクラに,キツリフネの葉はアカザに似るのが識別点になります.

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では今回はこの辺で.

台湾自強号色の115系

こんばんは.マイロネフです.

今日(2019年 8月25日・は午前中,長野駅で台湾自強号色の115系を漸く撮影することができました.

例によって撮影条件の極めて厳しい環境で,PCへ取り込む際に露出などを補正しました.障害物の多いのはご了承願います.

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f:id:maironef:20190825202631j:plain軽井沢寄りから

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f:id:maironef:20190825203630j:plainクモハ115-1527号車です.

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中間の2輌めは

f:id:maironef:20190825203447j:plainモハ114-1048号車です.

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f:id:maironef:20190825204235j:plain跨線橋の上の金網の隙間から,同車輌の一部分を写してみました.このタイプのパンタグラフはいつの間にか旧式になったようですね.

3輌めは

f:id:maironef:20190825205103j:plainクハ115-1223号車です.

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ついでに.

f:id:maironef:20190825205910j:plain12:01に発車直後のしなの12号の383系先頭車です.

では今回はこの辺で.

行く夏の花 サルスベリ

こんばんは.マイロネフです.

8月もはや下旬,庭では夜になると秋の虫が鳴き始め,季節の移ろいを感じます.

そこで今回は,サルスベリ百日紅)はサルスベリでも,長野市芋井地区の天然記念物のそれをご紹介したいと存じます.

撮影は2018年 8月19日,旧戸隠村鬼無里きなさ)村をCOLNAGO・Arteに乗って回った日の事です.

(♫車内放送オルゴール・鉄道唱歌

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先ずは善光寺七清水{箱清水,鳴子清水,瓜割清水,柳清水,夏目清水,一盃清水,傾城清水}の内の1つ,新諏訪公民館のすぐ裏手にあるこの

「瓜割清水」を頂いて,2本のボトルも満タンに給水します.上記七清水の中で,現在も飲用に使えるのはここと「一盃清水」(雲上殿の近く)の2箇所のみとなっています.

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芋井地区の中心部を望みます.

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如何にもレトロな農協(JA)の建物.「シャープカラーテレビ/電子レンジ」の看板も懐かしい.

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かつてはここが,この地区のスーパーマーケットの機能を為していました.

f:id:maironef:20190822223203j:plain長野市役所芋井支所です.

では間もなく,当地名物のサルスベリです.

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f:id:maironef:20190822224334j:plain幹と枝ぶりに風格を感じます.

f:id:maironef:20190822224527j:plain芋井地区の地図看板.

f:id:maironef:20190822224757j:plainこれは,この長野ー戸隠中社間のバス路線内で唯一の川中島自動車(バス)時代の懐かしいバス停標識.1990年代初め頃まで長野市南西部の山間地のバス路線でも一部に残存していましたが,ワンマン化や運行そのものの廃止,さらにアルピコ交通グループに入ったことなどにより殆ど消滅し,現在は(私の知る限り)この「扇平(おおぎひら)」1箇所のみとなっております.

それではまた.

年代物の建築がまた消えて・・・・・・・・・

 こんばんは.マイロネフです.

 

今朝の当地の地域紙「長野市民新聞」の記事によりますと,長野市南部の老舗日本料理店の旧店舗が今般,都市計画道路建設のため解体撤去されることになったということです.

そのお店は看板だけは私も少年期から知ってはいましたが,本館が今日では超レアな木造3階建てとは全く気付いておりませんでした.

さらに同記事によれば,鶴亀が彫刻された天井,銘木を使用した床柱,組子細工などの特色あるインテリアは専門家が「文化財モノ」と評価するほどで,地元の各種有力団体は署名集めなどをして長野市による保存活用の実現に努力をしました.

しかし,民有資産の保全自治体が主導しての公的資金(税金)による援助はできない建前論が障壁となって一頓挫.経営者側も移築保存は断念され,消滅は避けられない結果になってしまいました.

知らずに画像の撮影など記録しそびれたのは私としても残念です.

この都市計画道路自体が今後必要なのか,総人口が減少傾向の今の時代となっては疑問を感じます.渋滞対策なら車の総量を減らす方が得策だと思うのですが.

同地区では他にも,1~2軒しか現存していなかった,この茅葺き古民家も

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残念ながらこの1~2年の間に解体され,小ぢんまりした住宅に建て替えられたようです.この建物は近年は住居として使用されていなかった模様なので,そうなるのは以前から時間の問題と気には懸けていました.

しかし茅(カヤ)の葺き替えだけで新築並みともいわれる¥費用負担が最大の問題で,有効に活用されるあてがなく,しかも経済的にもメリットが何も無いとなると他人様の資産のことですからどうにもなりません.

 

城下町として著名なこちらの地区

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でも事情は同様で,

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f:id:maironef:20190817183217j:plainこの屋敷門は特に激レアな茅葺きでしたが,やはり所有者の事情で門の本体部分が切り取られ,駐車場として活用されることになったといいます.資材は一応地元有志の力で保管されてはいるものの,移築復元の見込みは現時点では報じられてはおりません.

概して民間,特に個人所有の歴史的な建築物件は,自治体などが“口は出しても金は出さない”ため,のしかかるその負担が持ちこたえられなくなっている例が多く,所有者のとかくの不満の種になっています.

京都の町家建築などは最近一段と危機的な状況が深刻化しているようですね.普通,修学旅行では日本史の学習に関わる代表的な社寺は見学してもその辺までは調べないことが多いので,気付かないうちに古都らしい風情も,日本的な旅情も消滅してしまうのではないでしょうか.

政府などが“日本の伝統文化を尊重して守る”気があるなら,その形を残す具体的な支援策と人材の育成策が必要です.標語だけを叫ぶ精神主義,根性主義では誰も協力できませんし,“努力義務”と称して所有者にのみ負担を押し付けるのは無責任です.

件の料理店では,その旧店舗の見るべき資材の一部は新店舗に活用されるというのがせめてもの救いです.ついでにそのお店のすぐ近くにあるこの木造建築も,今後見逃せない存在になるかもしれません.

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 それではまた.

先行きが危ういデンジソウ

こんばんは.マイロネフです.

先日(2019年 8月 4日・),千曲市内で気に懸かっているデンジソウをCOLNAGO・Arteに乗って,確かめに行ってみました.前回(2019年 7月 7日・)以来となります.

先ずは1箇所目.

f:id:maironef:20190807170235j:plain新しい葉は出ていたものの,sizeが小さく,個体数自体が激減しています.

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こちら下の6枚が2012 年 8月19日,ほぼ同じ場所で撮影したデンジソウです.

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f:id:maironef:20190807171353j:plainこの畔の止水板の隙間からも葉が出ていましたが,今回は全く見られませんでした.

どうも除草剤の影響ではないかと気に懸かります.

近隣の水田でも・・・・・・・・・.

f:id:maironef:20190807180707j:plainこれは7年前,県立歴史館の企画展にこの自転車で訪れたついでに回っていた時,全くの偶然に発見したものでした.

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7年前はイネの株間にもこのとおり,雑草で困るほど生えていたのですが・・・・・・・・・.

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f:id:maironef:20190807173518j:plain今回は畔の際で,他の植物の葉陰で僅かに残存していました.ここでは電気柵が張り巡らされていますので,近接しての観察,撮影は無理でした.

 

次に2箇所めへ移ります.35℃を超える炎天下であまり無理をしてはいられません.

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f:id:maironef:20190807174548j:plainこちらでは生育状況は順調のようでしたが・・・・・・・・・.

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f:id:maironef:20190807174848j:plain以下3枚は2018年 8月15日の撮影です.

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f:id:maironef:20190807175657j:plainこの時は田の畔の上にも,シロツメクサと交じって生えている部分もありましたが,今回は昨年と比べると明らかに激減していました.

この自生地の周辺では宅地化も進んでおり,いつどうなってもおかしくなさそうです.

シダ植物の一種であり,可憐な花が咲くわけではなく,稲作の支障にもなるためか,保全に一般の人の関心は極めて薄いのが実情です.

しかし両自生地とも全く予断を許さない危機的な状況にあり,何とか早めの理解ある対応が望まれます.実際に自生地の水田が埋め立てるなどされて,❝しまった❞と思ってからでは間に合いません.

それではまた.

 

やがて見納めか,湘南カラー

おはようございます.マイロネフです.

昨日(2019年 8月 3日・)夕刻,長野駅湘南色2輌編成の115系の姿を撮影することができましたので,その画像をご覧に入れたいと存じます.

日没の時間のこととて画像を取り込む際に色の補正はしましたが,正確な色合いにはなっていませんのでご了承願います.

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クモハ114-1511号です.

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こちらは

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クモハ115-1075号です.

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この他に3輌編成の湘南色もありますが,そちらは色が褪せ始めていて如何にも引退間近,40年間ご苦労様といった雰囲気となっています.

今度は台湾自強号色の編成も機会を見て記録に留めたいところです.

それではまた.

真夏の野山の花をもう数種類

では前段との関連で,野生種の草花をもう数種類お目にかけたいと存じます.

f:id:maironef:20190728202821j:plainオモダカです.水田の中によく自生が見られます.

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続いて

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ヤマホトトギスです.

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f:id:maironef:20190728204915j:plain2016年 7月17日,長野市街地から程近い山裾で.当方のポタリング圏内で唯一の自生地です.

f:id:maironef:20190728205521j:plain開花前の状態です.

f:id:maironef:20190728211219j:plain苗の状態の時に葉の表面に出る斑点が微かに残っています.

これは2016年 7月10日の撮影.

同じ日に 撮影のこの花.

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f:id:maironef:20190728211922j:plainアサザです.長野市内で2箇所にのみ自生する水生植物で,環境省では準絶滅危惧,長野県では準絶滅危惧Ⅱ類にランクされております.

f:id:maironef:20190728212601j:plainこれ以上の接近は危険でした.そこで2012年 8月16日,同市内の別の自生地で撮影したアサザの花を.

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最後に.

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フシグロセンノウです.林の中に一際鮮烈な花色で真夏を感じさせてくれます.

f:id:maironef:20190728220640j:plainこれは2018年 7月27日,大町市内での撮影.未だ見頃には早かった.

f:id:maironef:20190728221046j:plain蕾もよく見れば何とも言えぬ美しさを秘めています.

では今回はこれにて.