ニホンヤマユリ以外の花もついでに

こんばんは.マイロネフです.

前段までのニホンヤマユリ以外にも,着目したい真夏の花が幾つかありますので,今回はそれらをご紹介したいと存じます.

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これは2016年 7月30日,長野市北部のあるブドウ畑の片隅に咲いていたオニユリです.

f:id:maironef:20190727210905j:plainこのユリは昔から比較的ポピュラーですので,この花が咲くと“真夏”を感じます.

f:id:maironef:20190727211306j:plainこれは,ある水田の畔の一隅に咲いていたオニユリ

こちらは

f:id:maironef:20190727211623j:plainR117の旧道沿いで栽培されていた園芸品種のユリ.純白の「カサブランカ」はおなじみですがその他の品種はちょっと・・・・・・・・・w.

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f:id:maironef:20190727212356j:plain一緒に咲いているオニユリの葉の付け根に珠芽(むかご)が付いていて,コオニユリとの違いがお分かりと思います.

f:id:maironef:20190727212939j:plain飯山市内のある民家の庭先で.1輪とは言えなかなか立派でした.庭の土質が良いからなのかも.

こちらは

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f:id:maironef:20190727213426j:plainオトギリソウです.この植物を使ったタカの傷の薬の秘密を洩らした弟を斬り殺したという悲劇の伝説が名称の由来とされています.

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【ご参考】

f:id:maironef:20190727214404j:plainこのトモエソウも同類です.

次は

f:id:maironef:20190727214601j:plainユキツバキの果実です.

f:id:maironef:20190727214820j:plain普通のツバキ(ヤブツバキ)と同じように油を抽出できるのかどうかは分かりません.

ところで

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f:id:maironef:20190727215648j:plainこのニホンヤマユリ,せっかくの地元の貴重な資源なのですから,切り花や球根を量産,特産化して「道の駅」などで売り出すことができないものかと思うのは私だけでしょうか.花色は慶弔どちらの用途にも使えると思うのですが.

 

それと,スキー場のゲレンデにも植え広げて白馬の向こうを張るような夏の名所にする手も考えられるでしょう.

では今回はこの辺で.

ニホンヤマユリの季節ですね③

今度は2週間後の同年 7月30日に再訪した時の画像をお目にかけます.この時はやや見頃が過ぎていました.

f:id:maironef:20190726214505j:plainヒマワリの花越しに.真夏の花同士で気に入った構図だったのですがコンデジの性能上,これ以上のzoom upは画像が荒れるので無理でした.

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f:id:maironef:20190726215003j:plain背面からしか写せなかったのがこれまた残念.

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f:id:maironef:20190726215333j:plainこの1輪が当日,これまでの段階で最も鮮度が良好でした.

f:id:maironef:20190726215606j:plainここでも遠くて鮮明に写せなかったのが残念.

f:id:maironef:20190726215817j:plainサイクリングのイベントが予定されていました.

f:id:maironef:20190726220036j:plain大雨に遭って足止め.このロックシェッドに逃げ込む前にしたたか濡れました.

雨上がりを待って“運転再開”.

f:id:maironef:20190726220312j:plain遠目ながら見事に咲き揃っていました.

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f:id:maironef:20190726220601j:plain刈り残された所に咲いていたのも嬉しい眺めでした.

f:id:maironef:20190726220725j:plain民有地と分かるのでみだりに接近できません.

f:id:maironef:20190726220927j:plain何とか形らしく写せました.

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f:id:maironef:20190726221638j:plainここで愛車と一緒に.

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石垣の隙間から種子が発芽して開花した個体でした.実生で何年かかったのでしょうか.

では今回はこの辺で.

ニホンヤマユリの季節ですね②

こんばんは.マイロネフです.

前段でUPしたニホンヤマユリですが,どうせならやはり自生地まで自転車に乗って見に行きたいもの.

そこで2016年 7月18日と 7月30日の2回,COLNAGO・Arteに乗って奥信濃2箇村の自生地を訪ねてみました.

先ずは 7月18日の分から.

f:id:maironef:20190725192246j:plainこのナワシロイチゴでさっぱりと.画像を見ているだけでも条件反射で・・・・・・・・・.

f:id:maironef:20190725192648j:plainこの神社脇の湧水でボトルの水も全部交換です.ここに自生で間違いない(?)ニホンヤマユリが咲いていました.

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f:id:maironef:20190725193547j:plain花の後側から.

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f:id:maironef:20190725200410j:plain他の野生植物の葉の陰で咲いているのがナチュラルらしくていいですね.

f:id:maironef:20190725200653j:plain庭先の栽培品ながら珍しいバイケイソウです.

f:id:maironef:20190725201021j:plainファットバイクのレンタルも見られました.

しかしこの近辺ではもはや自生は無しとみて,千曲川に近い方へ移ります.

f:id:maironef:20190725201512j:plain藪の中に辛うじて1輪咲いているのが見えましたが・・・・・・・・・.

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f:id:maironef:20190725201847j:plainここでは未開花でした.切り花として出荷するのは普通この段階らしいですが.

f:id:maironef:20190725202215j:plainここは本来なら,手前の個体が八分咲きのところに来れれば良かったのですが・・・・・・・・・.

f:id:maironef:20190725202531j:plain少しzoom upして.幾分不鮮明なのはご了承下さい.

f:id:maironef:20190725202810j:plainカラスウリの花が咲く時間になってしまいました.

f:id:maironef:20190725203106j:plain辛うじて愛車と一緒に写せました.

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f:id:maironef:20190725203434j:plainここでも何とか愛車と一緒に.

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f:id:maironef:20190725203931j:plain帰り道の途中のスギ林の中に咲いていた個体.この日は結局,これが最も花着きが多く見栄えがしました.残念ながら接近は不可能でしたが.

では今晩はこの辺で.

ニホンヤマユリの季節ですね①

おはようございます.マイロネフです.

このところ諸事情によりサイクリングの遠出もままにならなくなっておりますが,今回は当ブログの第1回の投稿でもUPした花の画像を再度取り上げたいと存じます.

f:id:maironef:20190724063645j:plainこれは2015年 7月27日,新潟県境に程近い長野県北部の仕事先の近くで発見したニホンヤマユリの花です.昼休みを利用して徒歩で撮影しました.

このユリは一般に生花・園芸店などで市販されている「カサブランカ」などの原種(オリジナル)で,当ブログではそれらと区別するため「ニホンヤマユリ」という呼称を使わせて頂きたいと存じます.

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f:id:maironef:20190724064610j:plainこの時点では三分~五分咲き程度でしたが,

脇道へ入ると素晴らしい個体に遭遇できました.

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f:id:maironef:20190724065054j:plain完全にナチュラル(天然自生)と判断される状態でこれ程見事なニホンヤマユリとの遭遇は初めてでした.それも地元の皆さん方の日常生活の圏内ですからなお大きな意義があります.

この時からはや4年経過しておりますが,現在はどうなっているか気に懸かります.

では今朝も時間ですからこの辺で.

居谷里湿原と旧美麻村内の7月の花②

では前段の続きです.

f:id:maironef:20190720145507j:plainソバナです.淡い寒色系の花色が爽やかです.これは撮影する時間が無く画像はこの1点のみですので悪しからず.

続いて

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f:id:maironef:20190721083108j:plainオオウバユリです.雪の少ない地方に分布するウバユリと異なり花着きが多く,茎が太いです.但し開花した個体はこれで寿命となります.枯れた後の果実の殻はドライフラワーに利用されることもありますが.

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f:id:maironef:20190721084251j:plain半開きのテッポウユリのような形の花です.

f:id:maironef:20190721084624j:plain葉の部分.花が見頃になると枯れ始めるので,それを娘が年頃になると母親が衰え始める様になぞらえたのが名称の由来といわれます.

f:id:maironef:20190721092206j:plainこれは2016年 5月 1日に撮影したオオウバユリの苗.赤い葉脈がある種の観葉植物のようです.

この後急いで県道〈31〉系統・長野ー大町線へ戻り,発見したこの草花.

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f:id:maironef:20190721093535j:plainトモエソウ花弁の形状が巴模様に似るのが名称の由来です.比較的レアになってきているようですね.

f:id:maironef:20190721100007j:plain姿図と

f:id:maironef:20190721100107j:plain自生現場のイメージ図です.

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f:id:maironef:20190721094143j:plainどちらかといえば❝マガタマソウ❞でも良い位ですが.

では今回はこの辺で.

居谷里湿原と旧美麻村内の7月の花①

こんにちは.マイロネフです.

連日梅雨らしい(?)鬱陶しい天候続きですが,如何お過ごしでしょうか.

どこでザーッと降られるか分からない空模様では自転車で距離を伸ばす気にもなれません.そこで3年前の2016年 7月19日,大町市内へ社用で行ったついでに立ち寄った居谷里(いやり)湿原とその近くの旧美麻村内でこの時期に見られる草花を数点ご覧に入れたいと存じます.

f:id:maironef:20190720100900j:plainコオニユリが期待通りの見頃を迎えていました.

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f:id:maironef:20190720101636j:plainこれは同年 5月 8日の時点で,ほぼ同じ場所でのコオニユリの苗です.一時期イノシシに食い荒らされて絶滅寸前になったといいますが,この年は見事な開花でした.

f:id:maironef:20190720102253j:plainご存知かと思いますが,葉の付け根の珠芽(むかご)の有無がオニユリとの識別点になります.

こちらは

f:id:maironef:20190720103159j:plainこのノハナショウブは,この時は残念ながら見頃を逸していました.

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f:id:maironef:20190720103619j:plainハナショウブハナショウブ)はショウブと同様葉脈のリブが明瞭に出る事,根元は水に浸らない事,カキツバタの葉脈はリブが出ない事,根元は水分を好む事,それに花色はノハナショウブが赤紫(この画像では色調が不正確ですが),カキツバタは青紫である事などが識別点になります.

続いて.

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f:id:maironef:20190720141227j:plain確信は持てませんが,チダケサシ(?)と思われます.

こちらは,つい含み笑いをしてしまう名称が付いています.

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f:id:maironef:20190720144604j:plainクサレダイオウソウです.

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では続きはまた後ほど.

COLNAGO・Arteで渋峠初登頂の日④

では渋峠附近から続けます.

f:id:maironef:20190718202231j:plain群馬県側から雲(ガス)が上ってきます.尾根を境にまさに“馬の背を分ける”ような空模様です.

ここで見つけた草花の一つ.

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f:id:maironef:20190718203603j:plainコキンレイカハクサンオミナエシです.

まさにオミナエシを品種改良したような姿です.

f:id:maironef:20190718204254j:plainこの時点では蕾でした.

f:id:maironef:20190718204550j:plain白根山も半分雲がかかっていました.画像の中央にトンボが1匹写っています.

f:id:maironef:20190718204836j:plainハイマツの自生域にサイクリングで来れると嬉しさひとしおです.しかしクマザサが以前より勢力を伸ばして,在来の亜高山~高山性植物の生態への影響が気に懸かります.

f:id:maironef:20190718205452j:plainもう1回,渋峠の最高地点で.

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f:id:maironef:20190718205702j:plain渋峠の標柱.クルマユリニッコウキスゲの小さな花壇がありました.

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f:id:maironef:20190718205930j:plain丁度見頃の時に行くことができないのは残念です.

f:id:maironef:20190718210546j:plain渋峠ホテルの全景.壁の色の違いで県境を表示しているのがユニークです.

f:id:maironef:20190718211004j:plain白根山方面を振り返って.

f:id:maironef:20190718212129j:plain再びテガタチドリと

f:id:maironef:20190718212241j:plainニッコウキスゲの花を.

f:id:maironef:20190718212540j:plain横手山にも雲がかかり始めました.

ここで志賀高原に因む1曲を.

www.youtube.com

 志賀高原のサイクリングにピッタリな歌だと思ったのですが如何でしょうか.

f:id:maironef:20190718214737j:plainハイマツにクマザサと

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f:id:maironef:20190718215024j:plainコメツガの樹です.

そして麓の渋♨に立ち寄り,

f:id:maironef:20190718215241j:plainこのお店でレモンのスライス入りのカップ氷菓を買い求め大休止.当日の猛暑でその商品が1等の売れ筋だった様子が知れました.

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湯田中を出て志賀高原の方角を見返れば雷雲.早く下山して正解でした.

間もなく学校の集団登山の時節ですが,今年は不順な天候で先が思いやられます.

では今回はこれにて.