ニオイタチツボスミレ

こんにちは.マイロネフです.

スミレの花の中には独特な芳香を持つ種類がありますが,これもその1つ.

ニオイタチツボです.(普通の)タチツボ種とは花色や葉の質感,形状に違いがあり,鼻を近づけたら一発で分かりました.

花の正面,側面,背面図です.アヤメを思わせる濃淡と模様のはっきりした花色が特徴です.(普通の)タチツボ種と同様に花の内部に❝ハナ毛❞はありません.

この種のスミレはかなり何年も前に長野市の南西部で見た記憶がありましたが,今回長野市北部で再発見ができました.

撮影は2024年 5月 4日,長野市三登山にて.

【ご参考】

芳香としては外来種のニオイスミレの他,このシハイ

こちらのエイザン

等と同様な性質で,幾分好みが分かれそうなクセがあります.

花が無くても葉の形状や質感(毛が無い)等を覚えておかれると便利かと.

スミレ類の中でも比較的レアな種類ですので,自生現場共々大切にしたい植物の1つです.

それではまた.