こんにちは.マイロネフです.
夏が来る前に,今回は2013年 5月 1日に千曲市内の主に旧善光寺街道筋などで観察できたスミレ,その他,これはと思った春咲き植物の幾つかをUPしたいと存じます.
この時に使用した自転車は,CANNNONDALE・SL2でした.
(♫車内放送オルゴール・鉄道唱歌)
改めまして,これが正真正銘の「スミレ」という名のスミレです.
(コンデジの性能によるものか,正確な赤紫の花色が出ませんのでご了承願います)
他の雑草とあまり競合しない場所を好む傾向があるようで,このような舗装の隙間など思わぬ所で見つかることがあります.
図鑑には「平地の原野などにごく普通」などと書かれていたりしますが,実際にはヒメオドリコソウなど外国産の雑草に押されてか,その気になってかなり丹念に探さないと見つからないことが多く,これだけ纏まって咲き揃っていると嬉しくなりますね.
中にはスズランのような芳香を持つ個体もあります.
さて,旧善光寺街道の猿ケ馬場峠へ登る山道に入りますと,この花がありました.
イワナシです.地域,場所によりますが,このような山麓帯から亜高山帯まで,垂直分布は結構幅広いです.
次はこれ.
エンレイソウです.
これは白色の花弁の有無で,当地では2種類に分けられます.(白色の花弁付きは別途改めてUPしたいと思います.また,北海道には白花で大輪のエゾエンレイソウがあります)
次は
オオタチツボスミレです.普通のタチツボ種と比べ全体に大振りで瑞々しい感じがします.
花の正面図.
側面図.花の後部の「距」の部分が白色になるのが特徴です.
さらに登ってちょっと脇道へ入りますと,比較的レアな部類のスミレがありました.
シハイスミレです.
葉の裏面が赤ジソ色になるのが名称の由来で,花だけでなく葉も美しいスミレの1つです.花には外来種のニオイスミレと同様の芳香があります.
この自生地の近くまで愛車を押し歩きで搬入しました.右手側の「パフ,パフ」と鳴るホーンは現在は使っていませんが,指の運動で鳴らす時のムギュ,ムギュという感触もたまらないのです.しかし現在は“本物”の製造元は二十数年前に消滅し,ネット通販で入手できるにしてもニセモノ然とした物ばかりなのは残念です.
では,画像が多くなりますので今回はこの辺で.