ニホンヤマユリの季節ですね①

おはようございます.マイロネフです.

このところ諸事情によりサイクリングの遠出もままにならなくなっておりますが,今回は当ブログの第1回の投稿でもUPした花の画像を再度取り上げたいと存じます.

f:id:maironef:20190724063645j:plainこれは2015年 7月27日,新潟県境に程近い長野県北部の仕事先の近くで発見したニホンヤマユリの花です.昼休みを利用して徒歩で撮影しました.

このユリは一般に生花・園芸店などで市販されている「カサブランカ」などの原種(オリジナル)で,当ブログではそれらと区別するため「ニホンヤマユリ」という呼称を使わせて頂きたいと存じます.

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f:id:maironef:20190724064610j:plainこの時点では三分~五分咲き程度でしたが,

脇道へ入ると素晴らしい個体に遭遇できました.

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f:id:maironef:20190724065054j:plain完全にナチュラル(天然自生)と判断される状態でこれ程見事なニホンヤマユリとの遭遇は初めてでした.それも地元の皆さん方の日常生活の圏内ですからなお大きな意義があります.

この時からはや4年経過しておりますが,現在はどうなっているか気に懸かります.

では今朝も時間ですからこの辺で.

居谷里湿原と旧美麻村内の7月の花②

では前段の続きです.

f:id:maironef:20190720145507j:plainソバナです.淡い寒色系の花色が爽やかです.これは撮影する時間が無く画像はこの1点のみですので悪しからず.

続いて

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f:id:maironef:20190721083108j:plainオオウバユリです.雪の少ない地方に分布するウバユリと異なり花着きが多く,茎が太いです.但し開花した個体はこれで寿命となります.枯れた後の果実の殻はドライフラワーに利用されることもありますが.

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f:id:maironef:20190721084251j:plain半開きのテッポウユリのような形の花です.

f:id:maironef:20190721084624j:plain葉の部分.花が見頃になると枯れ始めるので,それを娘が年頃になると母親が衰え始める様になぞらえたのが名称の由来といわれます.

f:id:maironef:20190721092206j:plainこれは2016年 5月 1日に撮影したオオウバユリの苗.赤い葉脈がある種の観葉植物のようです.

この後急いで県道〈31〉系統・長野ー大町線へ戻り,発見したこの草花.

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f:id:maironef:20190721093535j:plainトモエソウ花弁の形状が巴模様に似るのが名称の由来です.比較的レアになってきているようですね.

f:id:maironef:20190721100007j:plain姿図と

f:id:maironef:20190721100107j:plain自生現場のイメージ図です.

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f:id:maironef:20190721094143j:plainどちらかといえば❝マガタマソウ❞でも良い位ですが.

では今回はこの辺で.

居谷里湿原と旧美麻村内の7月の花①

こんにちは.マイロネフです.

連日梅雨らしい(?)鬱陶しい天候続きですが,如何お過ごしでしょうか.

どこでザーッと降られるか分からない空模様では自転車で距離を伸ばす気にもなれません.そこで3年前の2016年 7月19日,大町市内へ社用で行ったついでに立ち寄った居谷里(いやり)湿原とその近くの旧美麻村内でこの時期に見られる草花を数点ご覧に入れたいと存じます.

f:id:maironef:20190720100900j:plainコオニユリが期待通りの見頃を迎えていました.

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f:id:maironef:20190720101636j:plainこれは同年 5月 8日の時点で,ほぼ同じ場所でのコオニユリの苗です.一時期イノシシに食い荒らされて絶滅寸前になったといいますが,この年は見事な開花でした.

f:id:maironef:20190720102253j:plainご存知かと思いますが,葉の付け根の珠芽(むかご)の有無がオニユリとの識別点になります.

こちらは

f:id:maironef:20190720103159j:plainこのノハナショウブは,この時は残念ながら見頃を逸していました.

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f:id:maironef:20190720103619j:plainハナショウブハナショウブ)はショウブと同様葉脈のリブが明瞭に出る事,根元は水に浸らない事,カキツバタの葉脈はリブが出ない事,根元は水分を好む事,それに花色はノハナショウブが赤紫(この画像では色調が不正確ですが),カキツバタは青紫である事などが識別点になります.

続いて.

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f:id:maironef:20190720141227j:plain確信は持てませんが,チダケサシ(?)と思われます.

こちらは,つい含み笑いをしてしまう名称が付いています.

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f:id:maironef:20190720144604j:plainクサレダイオウソウです.

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では続きはまた後ほど.

COLNAGO・Arteで渋峠初登頂の日④

では渋峠附近から続けます.

f:id:maironef:20190718202231j:plain群馬県側から雲(ガス)が上ってきます.尾根を境にまさに“馬の背を分ける”ような空模様です.

ここで見つけた草花の一つ.

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f:id:maironef:20190718203603j:plainコキンレイカハクサンオミナエシです.

まさにオミナエシを品種改良したような姿です.

f:id:maironef:20190718204254j:plainこの時点では蕾でした.

f:id:maironef:20190718204550j:plain白根山も半分雲がかかっていました.画像の中央にトンボが1匹写っています.

f:id:maironef:20190718204836j:plainハイマツの自生域にサイクリングで来れると嬉しさひとしおです.しかしクマザサが以前より勢力を伸ばして,在来の亜高山~高山性植物の生態への影響が気に懸かります.

f:id:maironef:20190718205452j:plainもう1回,渋峠の最高地点で.

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f:id:maironef:20190718205702j:plain渋峠の標柱.クルマユリニッコウキスゲの小さな花壇がありました.

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f:id:maironef:20190718205930j:plain丁度見頃の時に行くことができないのは残念です.

f:id:maironef:20190718210546j:plain渋峠ホテルの全景.壁の色の違いで県境を表示しているのがユニークです.

f:id:maironef:20190718211004j:plain白根山方面を振り返って.

f:id:maironef:20190718212129j:plain再びテガタチドリと

f:id:maironef:20190718212241j:plainニッコウキスゲの花を.

f:id:maironef:20190718212540j:plain横手山にも雲がかかり始めました.

ここで志賀高原に因む1曲を.

www.youtube.com

 志賀高原のサイクリングにピッタリな歌だと思ったのですが如何でしょうか.

f:id:maironef:20190718214737j:plainハイマツにクマザサと

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f:id:maironef:20190718215024j:plainコメツガの樹です.

そして麓の渋♨に立ち寄り,

f:id:maironef:20190718215241j:plainこのお店でレモンのスライス入りのカップ氷菓を買い求め大休止.当日の猛暑でその商品が1等の売れ筋だった様子が知れました.

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湯田中を出て志賀高原の方角を見返れば雷雲.早く下山して正解でした.

間もなく学校の集団登山の時節ですが,今年は不順な天候で先が思いやられます.

では今回はこれにて.

COLNAGO・Arteで渋峠初登頂の日③

では続けます.もう少しこの行路における2種類のラン科の草花の画像をご覧願いたいと存じます.

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テガタチドリの花の部分です.

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f:id:maironef:20190716214951j:plain傍らに愛車を置いて.

次はこれ.

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f:id:maironef:20190716215226j:plainホソバノキソチドリですね.

f:id:maironef:20190716215501j:plain黄緑色でさほど目立ちませんが,テガタチドリと好対照を示してくれます.

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f:id:maironef:20190716220225j:plain手前の草花はオニアザミです.

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このような“花壇”になっている箇所もあります.

f:id:maironef:20190716221714j:plain等高線で2,000mの地点です.右上の建物はzoom機能を使えば長野市内からも写すことができます.

f:id:maironef:20190716222414j:plain間もなく渋峠です.

f:id:maironef:20190716222526j:plain渋峠ホテル前にて.手前に群馬/長野県境の表示があります.

(♫車内放送オルゴール・ハイケンスのセレナーデ

f:id:maironef:20190716223033j:plain遂にMy COLNAGO・Arteに乗って渋峠初登頂の実現をみました.

当ブログの第1回の画像の再掲になりますがご了承下さい.

MTBでは過去に複数回登頂しておりますが,❝特急自転車❞(ロードバイク)では初めてでした.ここに山麓から自力で到達することはサイクリストとして1つの“格”とされていることでもあり,その後のいろいろな意味で大きな自信にもなります.

(続く)

COLNAGO・Arteで渋峠初登頂の日②

では前段の続きです.この時期の志賀―草津ルートでは,自転車に乗ったままこのような貴重な高山植物と“対話”ができたりします.

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f:id:maironef:20190715205335j:plain改めてご説明するまでもないかとは思いますが,高山帯の❝天然花壇❞(いわゆる「お花畑」)ではおなじみでしょう.

f:id:maironef:20190715205708j:plain花のsizeはカタクリより一回り大きい程度でしょうか.

f:id:maironef:20190715210230j:plain(撮影地点は前後します)

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続いて.

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f:id:maironef:20190715210900j:plainこれも改めてご説明するまでもないでしょうね.

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f:id:maironef:20190715211240j:plain熊の湯・硯川にて.

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ハナショウブが辛うじて咲き残っていました.

f:id:maironef:20190715211909j:plain標高1,700mの地点です.

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f:id:maironef:20190715212507j:plainこの時は,この花の見頃とはやや外れたようでした.

代わっては

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f:id:maironef:20190715212658j:plainテガタチドリです.熊の湯・硯川を出た先の辺りから横手山の山腹にかけて随所で見ることができました.

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f:id:maironef:20190715213439j:plainこの個体は花は終わっていたものの,茎や葉の姿図として分かりやすかったので敢えてUPします.背景の花はヤマブキショウマかトリアシショウマか,どうもそれらの識別が苦手でして・・・・・・・・・w.

ではテガタチドリの花の姿図をもう1枚.

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(続く)

COLNAGO・Arteで渋峠初登頂の日①

こんばんは.マイロネフです.

猛暑続きの昨年,一昨年と打って変わって梅雨らしい(?)不順な天候続きのこの頃ですが如何お過ごしでしょうか.

今年はこの天候に諸般の事情も加わってサイクリングも意の如くなりませんが,代わりに今回は2019年 7月14日(),My COLNAGO・Arteで渋峠初登頂を果たした日の画像を順に何点かご覧に入れたいと存じます.

(♫車内放送オルゴール・鉄道唱歌

f:id:maironef:20190714165616j:plain先ずは左方向が渋♨入口の,この橋を渡ります.

f:id:maironef:20190714170020j:plain橋を渡って草津街道・沓野宿へ登る最初の激坂です.

f:id:maironef:20190714170224j:plain事実上,サイクリングでここから草津♨方面へ向かうことは現時点では不可能です.

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f:id:maironef:20190714170609j:plainエゾアジサイ(?)とみられる野生種のアジサイです.

f:id:maironef:20190714170856j:plain 間もなく名水公園です.

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f:id:maironef:20190714171815j:plainこの湧水で,ボトルの水を全て交換.あ~有難や.

f:id:maironef:20190714172052j:plainここを左折して蓮池まで,暫し後続車の騒音などから逃れます.

しかしこの直後,後輪がパンクという予想外の事態に襲われました.とりあえず応急処置で何とか必要最小限のエア圧は確保できたのですが.

f:id:maironef:20190714172525j:plainこれはまた珍しいラン科の植物.

f:id:maironef:20190714172738j:plainオニノヤガラです.サイクリングでは初発見でした.

(撮影地点は前後しています)

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 続いては

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f:id:maironef:20190714173632j:plainハクサンフウロです.これもこの時のサイクリングの沿道では唯一ここだけの確認でした.

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(続く)