こんにちは.マイロネフです.
最近,あるネットオークションでこんなサイクリング用ホーンを入手することができました.
何分,少なくとも40~50年位前の製品なので,パッケージの外観はかなり傷んではいます.
輸出向けでもあったのか,西洋人の少年少女のイラストが描かれています.
この当時,よく自転車店に出回っていた巻ラッパのホーンですが
外箱の蓋にこんなラベルが貼られています.開けてみますと・・・・・・・・
形は❝普通の❞巻ラッパ,BUGLE-MODEL・№・9ですが,ゴールドメッキです.(撮影したコンデジの特性の関係で,正確な色が出ていませんのでご了承を)
この色のホーンは1980年代前半,B社のOEMで
当時のこのラインナップの中から№.107,№.14の2連,№.19の3連,それに3/4巻のホーンが出ていましたが,完全な1回転巻のホーンは少なくとも30年以上前に見かけただけで,実際に発売されていたのを知ったのはこのネットオークションを通じてです.
この形のホーンは以前,あるパーティ用品売り場で「おさわぎラッパ」と称して販売されていたことがありますが,これは正真正銘の本物です.
”CONDOR”の刻印付き.これが本物の証明です.
ハンドルバーに付ける金具にも“MADE IN JAPAN”の刻印があります.やはり当時の輸出品の1つでもあった事が窺えます.
このホーンの前面.
この球を見ればつい,♫パフッ!とやってみたくなる筈.指の運動でムギュッとやる時の感触が何ともたまりません.保存状態が極めて良かったためか弾力も十分で,押して吹く「パ!」と,放して吸う「フ!」の音の両方がしっかり鳴ります.
指先の運動で静かにいじっているだけでも,何だか気持ちが良くなってきます.
取り付け方の説明と自転車以外の用途の紹介の一例です.このホーンの落札価格と送料,それに銀行振り込みの手数料を合わせると,当時の¥推定発売価格の少なくとも7倍にはなろうかという金額になってしまいましたが,昭和40年代のおもちゃでも現在ではモノによっては驚く程の高額で取引される例もあるようですので,まあ妥当かもしれません.
試しに愛車のCOLNAGO・Arteのハンドルの補助バーに装着してみたところ.
ダウンチューブの”COLNAGO”の金文字とベルの色とで見た目も悪くはありません.
ベル自体もやはり40~50年以上は前の物かと思われる北川ベルの製品,BBC№.7で,現在の小ぶり過ぎて妙にハイトーン過ぎるベルより格段に強力で音質も良好です.
このベルを1~2発打ったら❝パフ!パフ!❞を続けて吹けるように,今後取付位置関係を見直します.
しかしずれもヘタに鳴らすと当然トラブルの元.主に高校生以下の逆走自転車や横からの不意な飛び出しに遭遇したら,このベルとホーンの❝二重奏❞をかましてやろうかと考えています.ホーンの方は特にゴムポンプが劣化しないように,乗らない時は外して室内保管するとかして大切に扱いたいです.
それではまた.