ミヤマエンレイソウ

こんばんは.マイロネフです.

エンレイソウには花弁の有るタイプと無いタイプの2種類がありますが,今回は有るタイプをご紹介します.

ミヤマエンレイソウです.シロバナエンレイソウともいいますが,花弁の色は純白と紫の霜降り模様の入ったのと2通りありますので,当ブログではミヤマエンレイソウの呼称を使わせて頂くことにします.

最近(2022年 5月 5日・)小田切から陣場平へCANNONDALE・SL2で登る途中,三竈(みかまど)神社

で自生していたこの個体が最も生育状態が良好でした.

花の部分図.どこかの学校の校章を思わせますね.

これより先,陣場平へ向かう途中の林道でも随所で自生が見られました.開花は花弁の無いタイプより遅咲きで,当然海抜の高い場所ほど遅くなります.

それではまた.

ヒカゲスミレ②

こんにちは.マイロネフです.

先頃,長野市田切から陣場平へCANNONDALE・SL2で登る途中のあるスギ林の下で,かつてその近辺で初発見以来何としても再会したかった,このスミレと対面することができました.

ヒカゲです.

葉のsizeも全体的に他のスミレの類と比べて大柄で,ホタルブクロの苗と間違いそうになる程です.

全体にハルジョオンのような毛が多いのも特徴.

他のスミレと比べて明るくない,特に湿気のあるスギ林の下によく育つようです.

花の部分.

比較的整った姿の全体図をもう1枚.

近年では千曲市内のセツブンソウの自生地の内の1箇所で自生を確認できていましたが,どうしても開花時期とタイミングが合わず,しかもそちらはサイクリングでもそう容易に行ける所でもありません.

それだけに今回この場所で,それも道路沿いでまとまった自生の姿を見ることができて十分満足できる結果をえることができました.

それではまた.

 

ハルユキノシタ

おはようございます.マイロネフです.

今回は,長野市内で見られる野生種の草花の中でもかなりレアな部類に入る種類の1つをご紹介します.

ハルユキノシタです.裾花ダムの管理事務所近くの北斜面に自生していまして,以前はR406のトンネルとトンネルの間の岩の斜面にも自生が見られましたが,防災工事の結果,壊滅したのは残念です.

現在辛うじて残存している自生現場は足場が非常に危険で接近が不可能です.

これがR406の路上から何とか観察可能な個体群.

茎と葉の根元部分です.最初に発見した時はユキノシタとダイモンジソウの合いの子のような植物だと思いました.

全体の姿図です.

花の部分をzoom upして.見頃はこの時点より前だったようです.

何とかこれも現状が保たれることを願いたいものです.

ミヤマキケマン

おはようございます.マイロネフです.

季節ははや,夏に向かう今日この頃ですが,今回はこの時期に見られる初夏の里山の草花から,これはと思う種類を順次取り上げたいと存じます.

先ずはこれ.

ミヤマキケマンです.

山の北向きで,水分の良く回る場所に自生します.

ムラサキケマンやヤマエンゴサク,それに秋咲きのナガミノツルケマン等と同類です.

花穂を見る角度を色々変えてみました.

これはまだ3月下旬の苗の段階.

根元の部分です.

花芽の部分.

果実の実りかけです.

川に架けられた鯉のぼり

おはようございます.マイロネフです.

今日(2022年 5月 5日・木・祝)は子どもの日.これに因みまして,つい先日(2022年 5月 3日・火・祝須坂市内で見かけた鯉のぼりの❝行列❞をご覧に入れたいと存じます.

臥竜公園のすぐ近く,百々川(どどかわ)の両岸に架けられた鯉のぼりです.

両岸の河川敷では,バーベキュー等思い思いの休日を楽しむ人々の姿も多く見られました.

同様な鯉のぼりは,かつて旧丸子町の依田川でも見かけたことがあります.

これは2012年 4月15日の撮影です.

それではまた.

❝ヤマアカガエル電車❞2500系保存車 間もなくお別れ

こんばんは.マイロネフです.

須坂市井上で保存されていた元東急5000系改め長野電鉄2500系の2輌1編成が,今般,製造元で復原の上保存される運びとなったということで,昨日(2022年 5月 3日・)午前と午後の2回に分けて見納めとなる姿を写して来ましたので,ご覧に入れたいと存じます.

ご高承の通り,この電車は1981(昭和56)年3月完成した長野ー善光寺下間の地下化に伴い,それまでの電車が特急2000系4編成12輌とOS0系2編成4輌を除いて使えなくなることから,2×10編成20輌と2600系と称された3×3編成9輌が導入されたもので,これは2輌編成の内の最後に入ったC10編成であります.

側面の一部.ドアの窓は東急時代の末期からこのような高窓化された車輌が大半でしたが,クハ2552,2555,2557の3輌は黒のHゴムの縁取り付きの大窓,モハ2508,クハ2558のC8編成とモハ2602,サハ2652,モハ2612のT2編成が直付大窓で,それにも複数回乗った記憶はありますが,それがオリジナルの姿通りで見栄えも良かったです.どうせならここで保存されるのも,そのC8編成にして欲しかったという気持ちが今もあります.

ちょっと画像が見苦しくて恐縮ですが悪しからず.出入口部分の水抜きがこのような構造になっていたと分かります.

製造元の銘板.1956(昭和31)年製です.

台車の銘板.TS-301という型式です.

台車の側面図.

直角カルダンの構造がお分かりになれるでしょうか.

台車の内部も覗いてみました.

動力伝達は自動車と似た構造です.

主制御器です.主な電気系のパーツは東芝製ですね.

これはブレーキやドアに使用するエアのコンプレッサー装置.

主抵抗器の一部.これは長野電鉄への譲渡にあたってこのような自然通風冷却式に改められたものです.

一時期は長野県内私鉄3社の全てで同類が見られましたが,いずれもその後の新しい形式の電車に代わっています.日本の鉄道史的にも今後さらに貴重な存在となってゆくでありましょう.

それではまた.

2022春 里山の草花たち②

 こんにちは.マイロネフです.

瞬く間に2022年春の花見シーズンも終盤に向かいつつある今日この頃ですが,今年のこの野生種の草花もあまり時期がズレない内にと,ご紹介しておきたいと存じます.

以前1回UPしたショウジョウバカマを改めて.

代わって

エンレイソウです.

これは白或いは紫の霜降り模様の花弁の無いタイプ.

続いては

オオイワカガミです.この時点では花はまだですね.

独特の光沢を持つ葉が特徴.

最後に

ヤマエンゴサクです.

この植物は葉の形状に変異が多いですが,これは白の斑入り状のタイプ.

これはちょっとピントが甘かったようで・・・・・・・・・・.

積雪が多く海抜の高い地域へ行けば,次の連休にも種類によっては間に合いそうです.

低地ではツツジシャクヤク,アヤメの類と,はや5月の花の順番がきてしまいそうです.

それではまた.