突然変異?

こんばんは.マイロネフです.

夏の到来と共に,我が家の実生苗による鉢植えのモミジも葉が伸び切りました.

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f:id:maironef:20200606222455j:plain一応オオモミジの種子を蒔いたつもりだったのですが,何故か葉の切れ込みが深すぎたり,イマイチ本物のオオモミジらしい形になりません.

そんな中で2年前に蒔いたこの実生苗は・・・・・・・・・・

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f:id:maironef:20200606222906j:plainこれも元は“本物”のオオモミジの所から拾って蒔いた種子の筈だったのですが,何故か縮緬葉のベニシダレモミジになってしまいました.

f:id:maironef:20200606223159j:plain夏が来たので緑色の部分も目立っていますが,若葉の時は完全な赤ジソ色です.

こういうモミジは実生では大抵青葉色になるのですが,遺伝子の関係によるものか,実生で初めからこういう葉色になるのは珍しいと思います.同様な実生苗と思われるベニシダレモミジの若木を当方の徒歩圏内で見かけたことはありますが.

それではまた.

 

 

夏が来る前に,貴重な小鳥

こんにちは.マイロネフです.

夏を前に,今回は以前撮影に成功した貴重な小鳥の姿をご覧に入れたいと存じます.

撮影は2014年 5月16日です.

f:id:maironef:20200524155947j:plain撮影地は上高井郡高山村で.

f:id:maironef:20200524160250j:plainこれは間違いなくオオルリですね.

f:id:maironef:20200524160447j:plainまさに文字通りの「青い鳥」です.

f:id:maironef:20200524160605j:plainその,より美しい背中側を写せなかったのが残念ではありますが,これも殆ど無音で接近できて“環境に優しい”とされるサイクリングの効用なのでしょうか,このような形であるにせよ,撮影に成功したのはラッキーでした.

代わりまして,1週間前の朝,当方の自室内から撮影に成功したこの鳥を.

f:id:maironef:20200524161423j:plain近隣の住宅のTVアンテナの上で囀るウグイスです.

これも鳴き声はすれどなかなか姿を見ることが難しい小鳥で,2020年 5月19日(火),初めて撮影に成功しました.

これからの時期,当地では早朝,住宅地の電線の上などでもカッコウが啼くことがあります.これが如何にも信州,長野らしいと言うべきなのか.

それではまた.

千曲市内のスミレたちなど④

では1日空きましたが,聖高原附近からの続きをUPしたいと思います.

f:id:maironef:20200521205203j:plain聖高原では珍しいブナの巨樹です.

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f:id:maironef:20200521205738j:plainこれよりは猿ケ馬場峠を越えて一本松峠,それに旧上山田町へ向かいます.

続いてのスミレは

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エゾノタチツボスミレです.スミレの中では大柄です.

f:id:maironef:20200521211239j:plain花の正面図.内側に“ハナ毛”があります.

こちらは

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アカネスミレです.

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花の正面図.独特な“ハナ毛”に特徴があります.

続いては

f:id:maironef:20200521215139j:plainアケボノスミレです.

スミレサイシンと似たタイプですが,どちらかと言えば太平洋側寄りの山地に分布します.かつて旧臼田町群馬県南牧村境の田口峠附近で見た同種はまさに“バラ色のスミレ”でした.

f:id:maironef:20200521215755j:plain花の正面図に

f:id:maironef:20200521220201j:plain側面図.太くて短い花の後部の距と,開花時は巻いた状態が多い葉の形状など,スミレサイシンと共通する特徴が見られます.

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f:id:maironef:20200521221113j:plain一本松峠附近.

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f:id:maironef:20200521222253j:plain羽根尾地区の遠望.

f:id:maironef:20200521222507j:plain冠着山の登山口で.

f:id:maironef:20200521222656j:plain上山田町へ向かう途中でようやく見つけたサイゴクミツバツツジ

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f:id:maironef:20200521223309j:plain上山田町の俯瞰です.

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f:id:maironef:20200521224444j:plain下りでもおっかなびっくりの,この激坂を下り切れば上山田♨です.

では今回はこの辺で.

千曲市内のスミレたちなど③

では前段の続きです.

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f:id:maironef:20200519210239j:plainこれはコバイケイソイウの苗と思われます.

f:id:maironef:20200519211522j:plainこれはムラサキヤシオツツジですね.ここでは以前に来た時と比べ,この時は花着きが少なかったです.

続いては

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シロバナミヤマエンレイソウです.

f:id:maironef:20200519212834j:plain白色の花弁に紫色の霜降り模様が入る場合もあるので,私は「ミヤマエンレイソウ」という呼称を主に使っております.どこかの学校の校章のようにも見えますね.

次は

f:id:maironef:20200519213221j:plainヒナスミレです.これも山地性のスミレで,地域によっては比較的普通に見られます.

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f:id:maironef:20200519213830j:plain花の正面図と

f:id:maironef:20200519214019j:plain側面図です.

f:id:maironef:20200519214202j:plain海抜の低い所では先に花は終わっていました.

代わりまして

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フデリンドウ
の花,姿図を改めて.

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f:id:maironef:20200519215115j:plain立面図として分かりやすいかとは思います.

f:id:maironef:20200519215427j:plain聖高原の湧水です.

f:id:maironef:20200519215836j:plainこの脇で,こんな植物を見つけました.

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f:id:maironef:20200519220146j:plainコチャルメルソウです.

f:id:maironef:20200519220508j:plain花はこのように,独特な形状です.

ではもう1段続きます.

千曲市内のスミレたちなど②

こんばんは.マイロネフです.

千曲市内の初夏の山野草,今回は2013年 5月18日に聖高原方面等で撮影した草木の花々から数種類をご紹介したいと存じます.

この時使用した自転車はCOLNAGO・Arteでした.善光寺街道とは別系統の谷沿いの道を登ります.

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f:id:maironef:20200518204025j:plainヤマツツジが満開になっている所がありました.

続いては

f:id:maironef:20200518203741j:plainホタルカズラです.乾きやすい林の縁などでよく見られます.

f:id:maironef:20200518203941j:plain愛車を置いてちょっと脇道へ入って.

f:id:maironef:20200518204203j:plain花は終わっていましたが,ここにも貴重なシハイスミレの自生spotがありました.

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代わっては

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チゴユリです.

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次は要注意の有毒種.

f:id:maironef:20200518205342j:plainハシリドコロです.

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代わっては

f:id:maironef:20200518205739j:plainスミレサイシンですね.花は終わっていましたが.

こちらはまた,比較的貴重な山地性のスミレです.

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マキノスミレです.

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f:id:maironef:20200518210621j:plain花は比較的小さめで,形態としては,一部では市街地でも見られるヒメスミレに近いタイプですね.

f:id:maironef:20200518211008j:plain自生現場のimageです.

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ではひとまずこの辺で.

千曲市内のスミレたちなど①

こんにちは.マイロネフです.

夏が来る前に,今回は2013年 5月 1日に千曲市内の主に旧善光寺街道筋などで観察できたスミレ,その他,これはと思った春咲き植物の幾つかをUPしたいと存じます.

この時に使用した自転車は,CANNNONDALE・SL2でした.

f:id:maironef:20200517151218j:plain(♫車内放送オルゴール・鉄道唱歌

f:id:maironef:20200517151904j:plain桑原宿を出て,画像正面右方向が旧善光寺街道になります.

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f:id:maironef:20200517145050j:plain改めまして,これが正真正銘のスミレという名のスミレです.

コンデジの性能によるものか,正確な赤紫の花色が出ませんのでご了承願います)

f:id:maironef:20200517145554j:plain他の雑草とあまり競合しない場所を好む傾向があるようで,このような舗装の隙間など思わぬ所で見つかることがあります.

f:id:maironef:20200517145912j:plain図鑑には「平地の原野などにごく普通」などと書かれていたりしますが,実際にはヒメオドリコソウなど外国産の雑草に押されてか,その気になってかなり丹念に探さないと見つからないことが多く,これだけ纏まって咲き揃っていると嬉しくなりますね.

f:id:maironef:20200517150312j:plain中にはスズランのような芳香を持つ個体もあります.

さて,旧善光寺街道の猿ケ馬場峠へ登る山道に入りますと,この花がありました.

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f:id:maironef:20200517151412j:plainイワナです.地域,場所によりますが,このような山麓帯から亜高山帯まで,垂直分布は結構幅広いです.

次はこれ.

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f:id:maironef:20200517152442j:plainエンレイソウです.

f:id:maironef:20200517152654j:plainこれは白色の花弁の有無で,当地では2種類に分けられます.(白色の花弁付きは別途改めてUPしたいと思います.また,北海道には白花で大輪のエゾエンレイソウがあります)

次は

f:id:maironef:20200517153357j:plainオオタチツボスミレです.普通のタチツボ種と比べ全体に大振りで瑞々しい感じがします.

f:id:maironef:20200517153641j:plain花の正面図.

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f:id:maironef:20200517154256j:plain側面図.花の後部の「距」の部分が白色になるのが特徴です.

さらに登ってちょっと脇道へ入りますと,比較的レアな部類のスミレがありました.

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f:id:maironef:20200517154954j:plainシハイスミレです.

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f:id:maironef:20200517155247j:plain葉の裏面が赤ジソ色になるのが名称の由来で,花だけでなく葉も美しいスミレの1つです.花には外来種のニオイスミレと同様の芳香があります.

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f:id:maironef:20200517155855j:plainこの自生地の近くまで愛車を押し歩きで搬入しました.右手側の「パフ,パフ」と鳴るホーンは現在は使っていませんが,指の運動で鳴らす時のムギュ,ムギュという感触もたまらないのです.しかし現在は“本物”の製造元は二十数年前に消滅し,ネット通販で入手できるにしてもニセモノ然とした物ばかりなのは残念です.

では,画像が多くなりますので今回はこの辺で.

以前,長野市内にもあったコモロスミレ

こんばんは.マイロネフです.

今回は,2013年 5月13日,長野市内某所で見つけたこのスミレの画像をご覧頂きた位と存じます.

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f:id:maironef:20200514221052j:plainコモロスミレです.

R18筋でも小諸市内の唯1箇所のみで自生を確認できている同地特産・地域限定種のスミレです.

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正確な赤紫の花色が出ていないのはご了承願います.

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これを撮影した場所は長野駅から徒歩で約20分圏内に入る所ですが,小諸市内から約55km離れたここに何故自生していたのか,おそらく車のタイヤに種子が付着してきて舗装の隅で発芽し成長したものと推定されます.

しかし近年では同じ場所でも開花したかしなかったのか,残念ながら現地を確認出来ておりませんが,寿命に近づいてきて個体そのものが弱ってきているのかもしれません.

季節は着実に夏へ向かっておりますが,また近日中,時季外れにならないうちに5月らしい山野草の花を幾つかご紹介したいと思っております.

それではまた.