こんばんは.マイロネフです.
今回は,須坂市内のこちらの洋館をご紹介します.
旧上高井郡役所です.1917(大正6)年の建築.
建物の正面です.
同じく南面.
外壁は「ドイツ下見」と称される板張り工法.
正面玄関車寄せ上部のペジメント(切妻破風)に
バロック様式の特色を呈しています.
この郡役所の概要について,この館内に下記のような説明があります.
1879(明治12)年,上高井郡役所設置.
1890(明治23)年,「府県制,郡制」公布
1892(明治25)年,郡役所 開庁
1917(大正6)年,郡役所庁舎建築
郡長は知事が任命する官選.但し,当時「郡」には課税権が無かった.
1921(大正10)年,「府県制郡制」廃止法公布
1926(大正15)年,郡役所廃止
当庁舎建築後僅か9年目にして郡制は幕切れ.
以後,当庁舎は(上高井)郡連合事務所,地方事務所,教育事務所,(長野)県保健所等に利活用されました.
これが当時の表札でしょうか.「團體」の文字がレトロさを感じさせます.
2006(平成18)年,当庁舎は長野県から須坂市へ譲渡.2007年,リニューアル工事竣工.
地元の公民館のような文化交流施設として年末年始の12月29~1月3日の休館日を除き一般に公開されております.
現在の正確な詳細は「上高井郡役所 須坂市」でWEB検索をどうぞ.
それではまた.