では2018年 5月 5日の仁科三湖&安曇野北部の日帰りサイクリングから,今回はちひろ公園で「電車の教室」として展示保存されている元長野電鉄の歴史的電車をご紹介したいと存じます.
上の画像は2012年 3月25日,下の画像は同年 4月 8日当時,
同年 3月31日限りで廃線となった屋代―須坂間(屋代線)の信濃川田駅跡に保管されていたデハニ201号車です.
現役末期にはモハニ131という車輌ナンバーではなかったかと思います.
2014年10月11日の深夜~12日早朝にかけて,大型トレーラを使ってここから県道〈31〉系統・長野―大町線などを経由して,ここ安曇野ちひろ公園に搬入されました.
これは2017年 5月 5日の夕刻の撮影です.
床下の台枠を補強するトラス棒は1920年代半ば,車体が木造から骨組みなどを鋼製にした「半鋼製」と称される構造へ移行する過渡期の私鉄電車に見られた特徴です.
デハニ201の正面です.
こちらがモハ604号車の正面.この車輌は長野電鉄で廃車後,上田交通(現・上田電鉄)でクハとして運行されたため,電動車らしい機器は喪失しているのが少々残念です.
この製造元の銘板にも歴史を感じます.
この時は公開時間内には間に合いませんでした.
そして2018年 5月 5日に改めて訪問した際の状況がこちら.
「窓際のトットちゃん」の原作者・黒柳徹子さんが幼少の頃学んだ「トモエ学園」の電車の教室とは斯くこそありしかという情景が再現されています.
机と椅子は池田工業高校の教職員と生徒の作品だそうです.
荷物室の内部です.
それでは,今夜は時間ですので続きはまた改めて.