こんばんは.マイロネフです.
去る2022年 6月 7日(土),COLNAGO・Arteに乗って坂城町のばら祭り会場を訪れた足で,坂城町の山手の方の通りへ回ったところ,何やら相当の年代物の建物に気が付きました.
これは多分,明治時代の学校に違いないと近付いて行きますと・・・・・・・・・・
予想は的中.旧格致学校校舎であります.
1878(明治11)年創建
1976(昭和51)年,長野県宝に指定
1983(昭和58)年,坂城町立図書館横の現在地へ移築復元という経過を経ています.
正面玄関上部のアーチに特色があります.
擬洋風建築とも称される和洋折衷の建築様式です.
腰板は石積み風に,白い目地が縦横に通った張り方です.壁は漆喰塗りの白壁.
こちらが生徒用の昇降口.
これは長野県内では松本市の旧開智学校,佐久市の旧中込学校に次ぐ明治初期の代表的な学校建築で,それらと比べると規模が大きくないのでシンプルな造りです.
ここは従来私が長野市の自宅ー上田方面と結ぶサイクリングの主要なコースからは通常は外れますので,これ程に歴史的にも貴重な建物は今回初発見で感動ものでした.
内部は資料館も兼ねておりまして,見学をご希望の際は隣の図書館の開館時間(10:00~16:00)中に窓口へ申し出て下さい.月曜日と祝祭日,12月28日~ 1月 4日は休館ですので念のため.
尚,明治時代の学校建築として,千曲市の屋代小学校の旧本館についてこちらの記事もどうぞ.
2019春の戸倉のセツブンソウを訪ねて① - マイロネフのブログ
それではまた.