長野の正月飾りの観察②

では1日空きましたが,まだ正月なので前段の続きです.

同じ2013年元旦,旧上山田町の智識寺で.

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f:id:maironef:20200104171029j:plainユズ,ナンテン,ダイズをあしらっています.

f:id:maironef:20200104171554j:plainじょうご型の藁飾りもあります.

智識寺の本堂.

f:id:maironef:20200104172558j:plain神社仏閣でもこの様な茅葺き屋根は極めて貴重な存在になりました.この屋根は数年前にリニューアル工事が施工されました.

次は旧上山田町の温泉街で.

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f:id:maironef:20200104180448j:plainマツ,ナンテン,ミカンなどを水引で固定しています.

f:id:maironef:20200104181211j:plainある旅館の玄関先で.今年の供物はこれより略式になっていました.

f:id:maironef:20200104181738j:plain最後に武水別(たけみずわけ)神社に参拝し,帰路につきます.この年(2013年)はこの程度でしたが,今年(2020年)はかつてない行列になっていました.

時代の変遷によるものか,一般の家庭でマツにタケ(ササ),稲藁などを用いた伝統的な正月飾りを行う家は次第に減る傾向にあるようです.特に集合住宅では飾ること自体できない構造になっていたりしますし,飾るとしても小ぶりな和洋折衷風の正月飾りが目に付くようになっています.小正月の「どんど焼き」なども廃れる傾向にある中,後始末の問題も確かにありますから・・・・・・・.

まだ他にもこの場でご紹介したい当地域一円の正月飾りは多数ありますが,年が明けて当方のPCの状態がさらに悪化してきましたので,ブログの更新は当分の間休止させて頂くことをご了承願いたいと存じます.

今年が皆様にとって良い1年となることを祈念しております.

それではごきげんよう

長野の正月飾りの観察①

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本年もマイロネフのブログを宜しくお願い申し上げます.

さて,正月には玄関先の飾りが文字通りつきもの.今年の走り初めは諸般の事情により従来程の距離を伸ばせませんでした.そこで今回は過去のNew Year Cyclingで撮影した正月飾りのあれこれをここにご覧に入れたいと存じます.

f:id:maironef:20200102121641j:plainこれは2013年元旦の千曲市内の一集会施設前の正月飾り.今年(2020年)は何故か見られませんでした.

f:id:maironef:20200102122120j:plainこのじょうご型の形態に特色があります.

f:id:maironef:20200102122537j:plain同じ2013年正月の戸倉ー屋代間の旧北国街道沿いで.一般の家庭でこれ程本格的な門松には滅多にお目にかかれません.

f:id:maironef:20200102123212j:plainこれは更埴地区を中心に見られる「ヤス」と称されるじょうご型の藁飾り.中にミカンや餅などの供物を入れます.

f:id:maironef:20200102123717j:plain坂城町の一集会施設.

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鴨居に取り付けられた暖簾タイプの藁飾り.ダイズ,木炭,コンブ,ミカンなどを水引で結んであります.

因みにこの時はリヤディレイラーのワイヤが首っ玉の部分で切れるという

f:id:maironef:20200102133459j:plainまさかのトラブルに襲われ,ここで前途延長を打ち切って折り返しを強いられる結果になってしまいました.

f:id:maironef:20200102133947j:plain同じ場所で.じょうご型の藁飾り.このような形態の正月飾りの存在に気付いたのは少なくとも30年近く前,上田市以東までNew Year Cyclingの延長が可能だった若い頃の事で,長野市内(少なくとも私の徒歩圏内)では殆ど見ないので珍しいと思ったものでした.最初に見たのが坂城町内で,埴科郡内に当たる地域でよく見かけたことから❝埴科スタイル❞と個人的に名付けたりしたものでした.

f:id:maironef:20200102135723j:plain同年の正月,千曲川左岸へ渡る橋の上から長野市方面を遠望します.

f:id:maironef:20200102141255j:plainコサギの姿も見えました.

f:id:maironef:20200102140622j:plain坂城町の村上神社で.

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f:id:maironef:20200102163517j:plain屋根瓦に特色が見られる神社です.

f:id:maironef:20200102141122j:plainこれはかなり無骨な作りの「ヤス」ですね.

f:id:maironef:20200102141757j:plainこれはごく一般的なダイコン締め(或いはゴボウ締め)と称される形態のものです.

ではまた続きは後ほど.

 

PCの不調のため更新休止中です

こんばんは.マイロネフです.

このところ当方所有のPCが著しい不調に陥っております。

立ち上がりに酷く時間がかかる,画面が動かなくなる,入力した文字列が消える,果てはチャームバーで電源を落とすことすらすんなり出来ないといった具合です.

対応ができるまで暫くの間更新を休止しておりますが,万一これで買い替えが必要と言われても,簡単にはいかないのが困る問題です.

先日(12月22日・),某PCショップへ相談に持ち込んだところ,結局,このPCは6年間使い込まれたためもはや買い替えやむなしという結論に達しました.

来年は車検も控え,それでなくても物入りになっているところなので大きな痛手です.買い替えるとすればおそらく早くても2020年の秋以降となるでしょう.

 このため当面の間ご無沙汰となることを,何卒ご了承願いたいと存じます.

どうぞ皆様,良い新年を.

長野市中心部の紅葉

おはようございます.マイロネフです.

昨日(2019年11月16日・)は昼前後になって時間が空いたので,数日前から着目していた長野市中心部の紅葉をCANNONDALE・SL2に乗って見て回りました.

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裾花川縁で見られる陽光種の紅葉です.

葉がソメイヨシノと比べて大振りで発色も(場所によりますが)見栄えがします.

春に咲く花はこういう感じです.

f:id:maironef:20191117071805j:plain花も紅葉もハデめのサクラです.ただ,サクラ類の紅葉は花にまして見頃が短いですね.色付いたかと思ったら瞬く間に散ってしまいます.

次は,同じ裾花川沿いの小学校にあるソメイヨシノの紅葉です.

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ここではポプラの黄葉も目を引きます.

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続いては県庁北の公園にあるヤマザクラの紅葉です.

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f:id:maironef:20191117073917j:plain紅色ともオレンジ色ともつかない色合いが何とも言えません.

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f:id:maironef:20191117074423j:plain因みにこのサクラの花はこれですね.

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ここのイロハモミジも.

f:id:maironef:20191117075125j:plainやはり夏の猛暑で枝葉の傷んだ部分がありました.

次は大通り沿いにあるビルの前のカエデを.

f:id:maironef:20191117075405j:plainコハウチワカエデですね.

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では今朝はこの辺で.

霜月に香る庭木

こんばんは.マイロネフです.

11月も半ばになりまして,我が家の玄関先でこの庭木の花が香りを漂わせています.

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ニホンヒイラギの花です.

f:id:maironef:20191114211555j:plainヒイラギは漢字で「柊」と書きますね.まさに初冬の庭に香りを添えてくれます.

今朝は雨上がりで湿度の加減もあってか,一層芳香が引き立ちました.

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ギンモクセイとは勿論全くの別物ですが,モクセイ科らしい特徴を持っています.因みにクリスマスの装飾に用いられるシナヒイラギはモチノキ科ですね.

今年は紅葉の時期もずれ込んだ上に,猛暑のため秋までに葉が枯れたり傷んだりして発色の悪い広葉樹が実に多いです.特にケヤキは猛暑に弱いのか,例年に増して枝先の葉が枯れ込んだ個体が多いように見受けられます.

それでも当地長野市中心部でもようやくカエデなどの紅葉が見頃になってきました.

それではまた.

長野でもキクが盛りです②

では長野市大豆島(まめじま)でもう1箇所の菊花展会場をご紹介します.

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f:id:maironef:20191111091842j:plainこちらの会場は「巴の錦」専門です.

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f:id:maironef:20191111092458j:plain地元の皆さんが丹精込めた「巴の錦」が勢揃いです.

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f:id:maironef:20191111093332j:plainまた,こういう仕立て方もあるものなのですね.初めて見ました.

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f:id:maironef:20191111093837j:plain切り花に利用するにも丁度良さそうです.

帰りに,とある公園でソメイヨシノの紅葉が見頃でした.

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ついでに長野市中心部近くの紅葉も.

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今年は紅葉の時期が特にずれ込んでいる上に,夏の猛暑の影響か,秋までに葉が傷んだり枯れてしまっている広葉樹が多く,発色も良くないようです.

では今回はこの辺で.

長野でもキクが盛りです①

こんばんは.マイロネフです.

 

11月はキクの時季ですね.当地でも各所で菊花展が開催されておりますが,今回は当方のポタリング圏内にある菊花展から抜粋してご覧に入れたいと存じます.

これは長野市大豆島(まめじま)地区のある神社境内の菊花展です.

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f:id:maironef:20191110190614j:plain地元の小学生の作品もありました.

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f:id:maironef:20191110184744j:plainキクの花といえば,私には何といってもこの黄色の厚物が代表というスリコミがあります(自分では無理ですがw).

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f:id:maironef:20191110185342j:plainこの月光色もまたいいものです.

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この紅紫の厚物も結構個性的な品種です.

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f:id:maironef:20191110190949j:plain小輪でT字咲きの盆栽もまた良いですね.

では当地が自慢の品種をご覧願います.

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f:id:maironef:20191110191602j:plain品種名巴の錦です.

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f:id:maironef:20191110192416j:plain原産地はここ,現在の長野市大豆島とも上高井郡小布施町ともいわれ,本家本元を巡って論争になっています.

花名の由来

その昔信濃の国大豆島に信仰の厚きものありて菊一鉢を善光寺に奉納せり

たまたま参勤交代の砌り 善光寺参詣の加賀百万石の三代城主前田利常候がしばし足を留め時の大僧正重慶師に花名を問いたるところ名の無きを惜しみ自ら筆執りて巴の錦と名付けたりという

次の段ではこの「巴の錦」を特集したいと存じます.